見積もりベース

なぜ未だに見積もりベースなのか?


さて、クライアント側も受注側も一番気になるのが予算ですよね。
主催者様も極力予算を抑えたい事かと思います。
そして私共も無駄な経費は抑えたいと考えています。
しかしながら、私共も生業としてやっている以上赤字を出すわけには行きません。
もちろん過去に赤字にならなかったケースが無いわけではないのですが・・・

私たちは技術や商品を提供し続けるという事に重きを置いていますので、倒れるわけには行きません。
提供し続けるためには適正な技術を適正な金額で提供する事に有ると考えています。
したがって、あまりにも無謀な値切り交渉等をされますと席を立たせていただくこともございます。
提供側と需要側はイベントや公演を成功させるためのビジネスパートナーとして考えているためです。

本題ですが、なぜ未だに見積もりベースなのか?という事ですが、これは小売業などとは大きく異なる部分があるからです。
どのようなことかと言えば「定価」なるものが存在しないためです。ただしおおよその相場などはあります。

見積上一番大きなウェイトを占めるのが「人件費」です。
よくテレビや映画でもエンディングにクレジットがダーッと流れますよね?色々な肩書きの色々な名前がずらずらズラーっと。あれは全てその作品に関わっている人たちです。実際にはあそこに名前の出ない人も居ます。
それだけの人数が関わり、時間と労力と知恵を出し合い作品を創り上げています。その為、人件費がかさむのです。
人件費はいわゆる技術費ですので、その技術者によって金額に大きな開きが出てきます。
もちろん高い人はそれなりの技術を持っているといっても過言ではないでしょう。
しかし一概には言い切れないのも実情です。
その為に金額と技術が見合っているかどうかの見極めやスタッフリングの際に、弊社のような制作的な立場の力量が試されます。

それともう一点、例えば「自動車整備」に置き換えて言えば整備項目に対して「オイル交換は○○円、ブレーキの交換は○○円とパーツ代」などと明確な相場があります。
しかし残念ながら我々の業界にはある程度の相場は有りますが、明確なものがありません。

一例に「舞台監督」を上げてみましょう。
※舞台監督についてはウィキペディアにリンクを張ってみましたので、ご参考までにご覧下さい。
見積もり上「舞台監督費」○○円と上がっているのを良く見かけますが(弊社でもこの書き方ですが、金額はケースバイケースで様々です)実際にはこの舞台監督の業務内容も人や規模、内容や取り巻く環境によって様々です。

極端な例ですが、片や本番日当日だけ行って(打合せも何も無し)本番の進行をするだけのときもあれば、演出家もいない現場では演出的なことまで含めて、何ヶ月も前から進めていくような事もあります。
こうなってくるとやはり一概には言えなくなってくるのが現状です。

弊社ではこの問題をもっと皆様にもわかりやすく、明確に出来る方法を模索しておりますが、残念ながら現状はやはり見積もりベースになっています。
わかりやすく、明確にする事によって需要側も供給側もやりやすくスムーズになっていくものと信じ、模索し続けていきますので、今現状は出来る限りわかりやすくしていこうと考えております。

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